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なぎさの飼育員日記

瀬戸内海にある島の日本一?小さい水族館の飼育員日記

博士来島

お客様続きます。

加茂さんが帰られた次の日の晩、今度はクラゲ博士が来てくれました。
本来の予定が雨になってしまい潮があまりよくないタイミングになってしまいましたが、正直な所大物ゲストが続いてたので博士が来てくれた時にはだいぶ気が緩んじゃいました。
なんだかんだでほぼ毎年来てくれてるしその他でもたんまに会う機会があるしなにせ一応同級生で人生の半分くらいを知っている存在ですから。

採集はもちろん
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加茂さんに教わったことを再度博士から伝授してもらったり
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これはミズクラゲからプラヌラ幼生といって赤ちゃんの第一歩を吸い取っている所です。

博士をマネしてUさんも久しぶりに顕微鏡をのぞきます。
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ミズクラゲから直接吸い取ったプラヌラ幼生は粘液などが含まれているので再度綺麗な海水が入った容器に移動させているところです。

それを顕微鏡で確認したり、数日前に加茂さんと海で採取していた容器を観察しました。
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順調に育つとプラヌラ幼生→ポリプになります。
分かりづらいですが丸いのが受精卵で細長いのがプラヌラ幼生(動く)、ポチョっと四角くなりつつあるのがポリプです。
さらに数日間そっと暗めの場所に置いておくとポリプになります。
ポリプさえなってくれればそこからクラゲが出てくるのでミズクラゲの場合は割と簡単にほぼ無限にクラゲを誕生させることができます。
こんなこと漁師さんが知ったら嫌な顔されそうですが、もちろん海に放流しませんので。
死ぬまで本来の海を知らない人工的なクラゲの誕生です。

加茂さんもですが博士もクラゲ界にとってハイレベルな存在であってそんな方たちに連日いろいろ教わり私もかなりレベルアップした気がします。
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私と次元が違うので博士は遺伝子か何かを調べるためペラペラヌルヌルのチョウクラゲを切ってました。


最終日は雨だったこともあり急遽隣の県にある水族館にも行きました。
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専門家に見られるって結構プレッシャーです。
このクラゲは〇〇〇県産の特徴をしてるね、とかこれは購入っぽいね、とかばれてしまいます。
私も名前間違ってるとか状態悪いよ、とか言われないか毎回ビクビクします。

二泊三日のほぼクラゲ尽くしで博士にとっては分かりませんが私にとっては沢山の収穫がありました。
会える時に疑問点をいろいろ聞きます。
それについて毎回きちんと答えてくれます。
私にとって一番信じていて頼っているクラゲ図鑑のような博士です。

次はいつ会えるかね?と言いながら高知に帰って行きました。
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Uさんはその前に出かけたので陸奥子と仲良くお見送りしました。

連日の大物ゲストで目がバキバキしましたがめったにない経験をさせてもらいました。
記憶にないから初めてのことだと思います。

山盛りの収穫を記憶から消えないうちにもう一度頭を整理させて全部自分のものにしたいと思います。





博士は毎回Uさんのおうちに泊まるのでお嬢さんの散歩や
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夕飯も楽しみます。
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今回はカツオを担いで来てくれました。
いつもありがとう。
また次回会おう。

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