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なぎさの飼育員日記

瀬戸内海にある島の日本一?小さい水族館の飼育員日記

若者到来

気づけば12月。
記念すべき2020年もあと一か月で終わってしまいます。
コロナ菌に邪魔されいろんなことが中止になり淡々と過ぎて行った気がします。
ただもしかしたらコロナ菌のせいにして何もしなかっただけの可能性もあります。
ブログをさぼっていたのもコロナのせいにしたいけどちょっと無理があるかもしれません。
特に忙しかったわけでもないし疲れているわけでもないです。
猫に近い生活をしていました。
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本題。
今月始まってすぐの事です。

いつもお世話になっているミクロ生物館の館長様と広島の大学生がなぎさに来てくれました。
実習というまでの事ではないけど水族館の仕事でもある生物採集と海水を採水しプランクトンの顕微鏡観察をしました。

満潮だったのでまずは私のホームでもある近くの港でクラゲや浮遊生物がいないか捜索。

私の長年の経験と嗅覚で良い感じの気配だったのですが、目視の観察はほとんど見つかりませんでした。
実はここ最近例年に比べクラゲや浮遊生物がいまいちな気がします。
全く何もいない日というのはあまりないのに最近はカブトクラゲ2個体とか、カラカサクラゲ3個体、などなどしょっぱい収穫が多いです。

ただこの日は採集時間が自由だったので好きなだけ時間を使えます。
探して探してふと、、、
レプトケファルス幼生がとれました。
収穫がなく微妙な時間が流れていたけど少しお熱が上がりました。
よかったです。

あとは海水の採水も行いました。
金魚網で海面をひたすらすくいます。
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これは学生にもやってもらいました。

同じことを私の第二ホームでもやってもらいました。
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綺麗な海はクラゲも見えないくらい綺麗でした。
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その後帰ってから磯歩きも経験してもらいました。
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水族館裏を案内し普段私がやっていることをご教示。
本来は採集もしたかったのですが干潮とはいえさほど潮がひいてなかったのでさっと終わりました。

館長様よりダイナンギンポ一匹GET。
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水族館に戻ってからもやることはあります。
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採水した海水を濾して実態顕微鏡で観察。

ここからはミクロ生物館の館長様直々に伝授。
1種類ずつ種同定していきました。
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1種類ずつですよ。
海の海水を濾して濃厚になったプランクトンを1種類ずつ名前を調べます。

密にもほどがあるくらい沢山いるプランクトンを調べてました。

私は一生懸命調べてる学生さんのちかくでたまに顕微鏡をのぞかせてもらったり自分が知っている3種類くらいのプランクトン名を連呼してただ騒いでました。

最終的にAM9時過ぎからPM20時を軽く過ぎるまでみっちり作業しました。
学生さんの集中力は私の何十倍もあることが分かりました。

あ、ちゃんと私自身も実態顕微鏡を使うことなんてほとんどないのでそばでこっそりじっくり教えてもらいましたよ。
それにしても館長さんの知識がすごくてビビりました。
この世にいる全部のプランクトンを知っているのだろうか。
私がクラゲの種同定をする場合はクラゲ図鑑を見ながら探すのに。

いつも我々の事を気にかけてくれていて親身になってくれるので距離も近づいたかと思っていましたがやはり私とはレベルが違いすぎて少し距離が出来た気がしました。

作業が終わり帰る前に少し今後についてお話する時間がありました。
最近は自分より10歳以上年上の方とお付き合いすることが多く未来を背負うヤングな子と話す機会が減っていました。
そんな中、今後こんなことをしてこうなりたい、こうしたい、こう変えたい、などと明確な自分の考えを持っていてすごく尊敬しました。
20年、30年先、中心になって日本を支え、生きていく人の考えがしっかりとしていて、プラプラしている私は震えました。
大変失礼ではありますが60、70歳の方に20年先のことをもっと考えて欲しいといっても自分はもう死んでるから、と言って今を優先する方が多いと思います。
30オーバーの私も自分が死んだ先のこの世がどうなろうが知ったこっちゃないとゆがんだ内心が少しあります。
そんな中フレッシュな若者にフレッシュな意見を聞けてとても刺激になりました。
これから社会に出てどんどん活躍いてほしいものです。

一日という少ない時間でしたが彼女に何か収穫があれば幸いです。
私にとってはとても充実した一日でした。



いりこさんはご飯が足りなくて不満な時は
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餌の入れ物を全てひっくり返します。

陸奥子さんは散歩中自分の好きな所を歩けなくて不満な時は
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一生懸命ごねます。

全てが満たされてるときのいりこは
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こんなにも幸せそうです。

陸奥子も
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ひと様の家の前に行きおやつをもらう際はとてもご機嫌です。





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