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なぎさの飼育員日記

瀬戸内海にある島の日本一?小さい水族館の飼育員日記

知らないことを学ぶ

最近の休日はどこに行くわけでもないので陸奥子と山へ散歩に行ってます。


去年の秋頃からイノシシ出没頻度が上がり一時中断してましたが最近落ちついてきたのでまた再開しました。

ただ、朝と夕方両方を山コースにしたら早速膝が痛くなりました。
うまれてからスクスク成長し現在最高体重に到達しそのまま定着している私の体を2個の膝で支えるには無理があったようです。
まさか自分がベージュのシップを貼る時が来るなんて思ってもいませんでした。

本題。
この前の休日は散歩は短縮し、久しぶりに勉強してきました。
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いつもお世話になっている岩国のミクロ生物館さん主催のサイエンスセミナーに参加させてもらいました。
2日間あってUさんと1日ずつお邪魔させていただきました。

私は1日目の方に参加させてもらいました。
午前が「電子顕微鏡でミクロの世界を探検しよう」についてリモートで。
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午後は川底の生き物とD N Aについて。
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正直私は電子顕微鏡の映像って立体的でかっこいいとは思いますが、そもそもが白黒で立体構造について興味がないのであまりワクワク感はありませんでした。

でもですよ、勉強の集中力は数分が限界の私が90分間の授業があっという間に感じるくらい惹き込まれちゃいました。
今までは電子顕微鏡で写り出されたものだけを写真として見ていたのが今回の授業では、存在するのに小さすぎて目には見えない生き物などをビフォアアフターで観察し、とてもイメージが湧いてワクワクしました。

例えば花粉。
黄色く見えることもあるけど花粉そのものの形や種類によってみんな違うのなんて、へーへーへーもんでした。

水族館にいると実体顕微鏡や対物顕微鏡はよく使います。
でもあれは光をあてて映し出すので対象物によっては黒い影のようになって本来の形が分かりません。
大きさにも限界があります。

実体顕微鏡などでは見えないヤツらを電子顕微鏡の装置に入れたら、あらビックリ。
視界全体に見えちゃいます。

今までスルーしていた世界が開けた感じがしました。

午後の川底の話については私が土曜日か日曜日どちらを参加しようか考えたときにきっかけになた項目でした。
本来なら学生時代水生昆虫について研究してきたUさんが優先されるかもしれませんが、私だって以前川で捕まえてきたことがあります。
Uさんが土曜と日曜どっちが行きたいか聞いてきた時、空気も読まずに私を優先させていただきました。

でも実は思ったより他の参加者である小学生の方が全然分かっていて発表していて不甲斐ない結果になりました。
この講義で私が知っていた単語は「マイマイカブリ」と「コオイムシ」「コオニヤンマ」だけ。

マイマイカブリのマイマイはカタツムリのマイマイということからきています。
飛びそうな見た目ですが飛ぶことが出来ず道路を横断している所に出会ったことがあります。
私もあいまいなので詳しくはネットで調べてみてください。

コオイムシは学生時代イモリ探しに田んぼに行った際知った生き物です。
私はタガメかと思ったらコオイムシでした。
背中に子(卵)を 背負うからコオイムシ。
タガメの方が全然レアです。
カメムシの仲間になります。

コオニヤンマは自分でも何で知っているか一瞬分かりませんでした。
授業を聞いていて途中に出てきたヤゴの姿で思い出しました。
以前イベント用で水生昆虫を採集した際出会いました。
普通のヤゴのイメージとは違った姿のヤゴでUさんに教えてもらいました。

以上、私が知っていてその時だけ鼻の穴が広がった瞬間でした。
そこ以外は周りの少年たちに必死についていく30オーバーの私でした。

そして最後の授業はDNAについて&コオモリについて。
DNAって私がこの世で最も理解できない世界です。
カタカナと漢字とローマ字全てが当たり前のように並んでいて見ただけで白目になります。
が、今回の授業では実験をしながら学びました。

オレンジジュースからDNA。
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バナナのDNA.
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このお箸にくっついてきたやつ。

これっ!
うそっ!
こんな簡単に!?

小学生や中学生が多い中、中年の私も大興奮でした。


長々と書かせていただきましたが1日(9:30~16:30)みっちりお勉強して全てとても楽しかったです。
知らない世界を学んで収穫がすごく多くてみんなに伝えたかったのにうまくまとめられませんでした。

とは言え勉強になりました。
ちなみに午後の部は広島の学生が先生です。
私もほんのたまに授業をさせてもらいますが、そもそもが人前で話すことも苦手だし教える、伝えることも苦手なので、普通に話せていて本当にうらやましいし尊敬しました。

私は一応卒論でクラゲの事を課題といて以来、クラゲが専門です、てきなことをホラ吹いてますが実際はクラゲ界だと卵にもならない受精卵くらいです。
特別何か専門的な知識があるわけではないのですが、そんな中新しい世界の知識が入るのはとても刺激的でした。
また1つ賢くなっちゃった気がします。

ピコン。




※実は今日で水族館近くの保育園と小学校が閉園、閉校になりました。
小学校とは毎年横浜の小学校に生き物を送るのを手伝ってもらったり、遠足で来てもらったり、保育園は門松を一緒に作らせてもらったり、過去にはクリスマス会でUさんがサンタになったり、それだけでなくかれこれ沢山お世話になってきました。
また、保育園、小学校のちびっ子たちのお母さん達には水族館の受付スタッフ、私の習い事でもお世話になりました。
自分の子じゃないけど小学生みんな私は知っているし何なら家族の顔も分かります。

気づけはみんな止まることなく成長し中学生になり職場体験で来てくれたり、そして以前(現在は運営が周防大島町のため学生のアルバイトはやってません)は高校生や大学生になって実際にアルバイトで手伝ってもらったり。

なぎさにきて体操服のズボンをお腹の上まであげて履いていた子が、気付いたら髪の毛染めて敬語で話して来た時は私もそりゃ歳を取るな、と思いました。
さらに旧東和町唯一の中学校も島内で統合し今日で最後です。
私は出身校でもないし小さい頃からこの島に住んでいたわけでもないのですがやはり寂しい気持ちになります。
小学校の全校生徒は7人。
まさか自分がこの田舎の現実を目の当たりにするとは思いませんでした。

水族館としてもいろいろお世話になってきたけど私としてもみんなにはお世話になってます。
学校と保育園がなくなるだけで彼らはいなくなるわけではないのでこれからも会う機会がなくなる、ってことではないからまあよいのかもしれませんが。

これからもたまに水族館に顔出してもらったり道で出会ったら手を振るくらいの相手をしてもらいたいです。


アクティブな陸奥子と違って引きこもりの猫2匹。
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