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なぎさの飼育員日記

瀬戸内海にある島の日本一?小さい水族館の飼育員日記

再び船へ

朝晩がだいぶ寒くなりしたね。
もう11月も後半だから当たり前か。
我が家のおじさんは冬眠に入りました。
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冬眠とは言えご飯の時は起きてくるのでエセ冬眠です。

本題。
ま~た行ってきちゃいました。

船旅。

今回は前日入りし船自体は1泊でした。
ちなみに前回は出張として行かせてもらいましたが、この度は休日を利用したプライベートで行ってきました。

船は前回と同じ広島大学の調査船「豊潮丸」です。
いつもお世話になります。
今回は我が母校の先生が教官で乗船することになっていて声をかけてもらいました。
航海区間は広島県の竹原から乗船し尾道に行って一泊したのちまた竹原に下船コースでした。

皆様の目的はヒクラゲというクラゲ。
主に瀬戸内海に生息する大型で毒の強いクラゲです。
このブログでも何度か出てきてると思います。
以前より少しは進んでいますがまだ解明してないことが沢山あるクラゲです。
この謎多きクラゲを求め、大学の先生やよその水族館さんたちは関東、東北から来られたそうです。
私はただ船に乗りたいのもあったけどちゃんと生き物も求め便乗させてもらいました。

竹原市にはほぼ初めて行きました。
建物の近くに海とつながる川があり、沢山の船が停めてありました。
隣の県なのに景色や空気が全く違いました。

初日は広島大学の竹原ステーションに先生や学生の皆様と一緒に泊めてもらいました。
夜はもちろんヒクラゲを求め、片道約1時間かけて港へ。

そこはヒクラゲのメッカらしく行けば高確率で出会うことができるそうです。
私自身その話を聞いた時は
「またまたぁ、ヒクラゲってのはそんな簡単に見ることができないしましてや沢山なんていないから」
なんて思っていました。

が。
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「おる!めっちゃおる!でかい!え!こっちにも!」
てな感じで興奮してしまいました。
おっといけない、冷静さを忘れていました。
私もヒクラゲはたまに見ますが沢山いたのは初めて見ました。
東北からきた水族館の方はヒクラゲ自体初めて見たらしく冷静さを取り戻した私は「まぁヒクラゲってのはこれくらいのサイズが普通で大きいんですよ」なんてアドバイスしちゃいました。
ちなみにクラゲ世界一の展示を誇る水族館の飼育員さんにです。

あっという間に必要な個体数をゲットし、本日の宿へ戻りました。

ブレてますがこんな感じです。
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ここに入れて一番のメインとしては卵を取りたかったそうです。
卵さえ取れれば飼育し、うまくいけば生活史が分かり、さらにクラゲを繁殖させることができるのです。
いちいち採集しなくても自己繁殖が可能になります。
ちなみにこのクラゲの卵を唯一とったのはたまになぎさにも来てくれている同期の博士です。
すごいですね。

そんなことをしていたら一日が終わってました。

次の日は早速船に乗船です。
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朝、豊潮丸さんが迎えに来てくれました。

この前乗せてもらった時のようにドレッジを呼ばれる底引きのような機械で海底の土をとりその中から生き物を発掘しました。
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2か所で行い、かなりハードでした。
学生の皆様は。
私は途中からプラプラしてました。
私もやろうかと思ったのですが、採集したい生物の1つがコケムシという生き物にすら見えないわりにいろんな姿形の物体だったので全く分からず放棄しました。

私は以前同様夜間の集魚灯採集に力を入れました。
船から海に強い光のライトを落とし、そこに集まる生き物を採集する、というやつです。
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ただ、潮の流れが速く、ほとんど生き物がいませんでした。

エビや稚魚が何種かとれたくらいでした。
日付が変わると同時に終了しました。

夜が明けて尾道から竹原までの期間も1か所でサンプリングを行いましたが、時間がなかったので大学の方で持ち帰ってました。
船旅は一泊だったんであっという間に下船でした。
下船後は広島大学の先生が少し竹原市を案内してくれました。

竹の色が交互になっている所や
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朝ドラにもなった話題の場所など
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マニアックな場所から観光名所までいづれ知らない所でした。

2日間という短い時間でしたが行ったこともない地域で初めての方たちと一緒に研究や採集ができてとても楽しく充実した時間でした。

誘ってくださった先生、一緒に時間を過ごした学生の皆様、広島大学竹原ステーションの先生、学生の皆様ありがとうございました。



竹原ステーションに泊めてもらった初日、朝目を覚ますと布団の中から何やら見たことはあるものの本来ないものがベットにありました。
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猫のネズミのおもちゃです。
なぜここにあるのか理解できません。
いりこかホタコがこっそり私のカバンに入れたのかもしれません。
ただでさえ荷物を減らそうとしていたのに余計なものを持ってきてしまいました。

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