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なぎさの飼育員日記

瀬戸内海にある島の日本一?小さい水族館の飼育員日記

ホヤの寄生虫???

ホヤって分かりますか?

私が住んでいた東北では普通に食用として出回っています。
スーパーでも当たり前に100円くらいから売っています。
三杯酢で食べるのが大好きです。

見た目は簡単に書くと
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こんな感じ。
角の部分が上から見ると+と-になっていて+からエサなどをとりこみ-から排出するという分かりやすい特徴があります。

これはマボヤってやつです。

食用ではないですがマボヤの他にもユウレイボヤやまんじゅうボヤ、カラスボヤなど見た目も全く違う種類があります。

生まれたときはオタマジャクシみたいな形で海を漂いますが、そのうち岩場などに着底し普通のホヤになります。
一般的なマボヤは赤っぽいものが多いですが、瀬戸内海周辺では白やオレンジ色のような個体が多くみられます。
原因は分かってないはずです。

そんなこんなのホヤですが、うちではなかなか長期間生かすことができず(基本的に流水だったり餌の確保が難しいです)彼らとの関係も疎遠になっていました。

しかし、世の中は十人十色いろんな方がいるのです。

ホヤの研究、というよりホヤの寄生虫について研究されている方がいました。
大島周辺に生息するホヤを求めて山口の街中から大学の先生と生徒さんが来られました。

とは言っても私たちも近頃マボヤに出会う頻度が減っており少々不安でしたが、かつて出会ったことがあったいつもの磯採集スポットをご案内することにしました。

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岩の隙間を素手でゴソゴソして採集するらしいです。

私は怖くてそんなことできませんでした。
タコがくっついて来たりグニュとかなったりしたら嫌ですから。

目視専門の私でしたが、まぁ見つけてしまいますよね。
マボヤさんを。
私が。
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皆さんで確認しております。
少しでもお役に立てたかなぁと一安心。

その後もテトラポットを一周しながら
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隙間をみたり
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して作業を進めました。
周囲からみたら怪しい人ですね。
クラゲ採集もよく不思議そうに声をかけられますが、ホヤ採集は声すらかけにくいかもしれないです。

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結果、私とその後生徒さんが見つけたマボヤ2個体は大切に新聞紙に包まれ、その他のもろもろホヤたちはまとめてくるまれながら山口まで帰られました。

その他もろもろのホヤの種類はほとんど分かりませんでした。
先生たちも大学に持って帰ったらまず種同定から始めるそうです。

きっとこういった地道なことがあるから今の私たちが進化できているんでしょうね。
ウィキペディアさんによるとホヤはいろいろな研究に利用されているそうです。

私がみつけたマボヤやUさんがみつけたその他もろもろの小さいホヤも、もしかしたら新しい発見の第一歩になるかもしれません。
寄生虫を求めていましたが。

山口からはるばるうちまで来てくださりありがとうございました。
また来てください。

余談ですが、今朝のテレビで大学時代の(別の研究室ですが)先生が出ていました。
うなぎとかについて。
そして夕方には大学の同期が釣り番組でテレビに出るそうです。

知っている人が知らない所で活躍してて私も頑張ろうって思いました。



Uさんが仙台で行われる水族館の会議に行きました。
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また我が家に来たホタコさん。
くつろいでおります。

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