なぎさの飼育員日記

瀬戸内海にある島の日本一?小さい水族館の飼育員日記

はるばるお客様

三月に広島大学の先生が来られました。
各々の必要な生き物を沢山採集しました。

そして、今度はよその水族館の方が来られました。
毎年日本の水族館人気ランキングで上位になる水族館です。
IMG_8805.jpg
以前からお世話になっていましたが、島に来てくださったのは初めてだと思います。

私の一押しポイントを案内したのですが、これがまた前日が大雨だったのと干潮時だったので条件的にはなんとも微妙でした。
IMG_8807.jpg
それでも私のテリトリーを周るのに付き合ってくれました。
案の定採集できるような生き物はほとんどいませんでしたが。
IMG_8840.jpg
反対に私たちは普段たくさん見ているけど種同定が分からなすぎる貝の仲間や一種類だけかと思っていたフナムシなど沢山の知識いただきました。

知っている方と一緒にいると楽しすぎてあっという間に時間がすぎてしまいます。
私たちは沢山の収穫がありました。

せっかく大阪から来てくださったのに何もなくて申し訳ありません。

でもまたご一緒に生物採集お願い致します。


最近「すごい人」とお会いすることが多くてこんな無知で常識のない私がほんの少しずつレベルアップしている気がします。
ん?いいすぎかな?
でも収穫が本当に多くてとても充実しています。
これからも続けられたら私は超人になれるかもしれません。
頑張ります。


前回のイノシシに続きエネルギー源を頂きました。
IMG_8808.jpg
IMG_8809.jpg
春の食べ物、タケノコとフキです。
今年はイノシシがタケノコを食べつくし、人間の食べる部分がなくなったと聞いていました。
母にもそのことを伝えたら、「人間は目だけなのに彼らは鼻もあるからね」
と言っていました。
確かにそうですよね。
だから今年は食べられないかもしれない、と思っていた矢先におすそ分けしてもらいました。
見た目は別として味は大満足でした。
御馳走さまです。


おでかけから帰るとよく見る光景です。
IMG_8726.jpg
あえて「あれ?いりこがいないなぁ。。」と声をかけます。
そしてどこどこ?と言いながら布団をめくります

IMG_8728.jpg



PageTop

いろいろなお客様

地元の小学校1・2年生が社会見学で来てくれました。
2校合わせて11人。
ん~少ない。
PB110922.jpg
自分の半分くらいの小さな子たちでした。
予定時間みっちり楽しんでくれたようです。


アオリイカの捕食シーンを見てもらおうかと思いましたが、
IMG_7427.jpg
照れているのか食べてくれませんでした。
こんなに見られたら誰だって恥ずかしいですよね。
生徒さんに「みんなが見るから恥ずかしくて食べれないのかも」というと
みんな一斉に水槽から背中を向け、顔だけ正面を向いた状態になりました。
可愛いけどそうじゃないんだよ、と思いました。

その後も少し寒くなってきたのにさすが島っ子。
PB110942.jpg
海水の冷たさを感じさせない逞しさでした。
けっこう時間があったので余るかなぁと思いましたが、そんなことなくあっという間に過ぎていきました。

今度は家族みんなで来てください。


さらに次の日。
山口のある団体が来てくださりました。
大人と小学生だけで30人以上、さらにちびっこまで。
団体とひとくくりになりますが本当に団体様でした。

本当はこの時の写真を載せたかったのですが、なんとなんと写真を撮ることを忘れていました。
一枚もないんです。

11月に入り、夏に比べるとお客さんの数も減って寂しくなるなぁと思っていましたが、なんだかんだで団体様が来てくださったり、民泊もあって都会の子が来てくれたり、常連さんが来てくれたり、あっという間の日々を送っています。

餌を入れている缶から無理やり引っ張り出して袋とその中身をボロボロにして部屋に食べかすがあった日。
IMG_2420.jpg
袋の残りを器に入れ机の上に置いていたら、飢えていたんです、的な感じで主むろに食べ始めました。
ちなみにいりこはこう見えて偏食で人間のご飯にも全く興味がないので基本机の上にあったものは食べない賢い子です。
あ、でも以前頂きものの2日間賞味期限切れ、コンビニショートケーキのヒラヒラの透明部分を美味しそうに舐めていたことが唯一盗み食いかな。
デブの偏食ってやつです。

PageTop

私の夏

お盆が終わってさらに。

広島県の中高等学校の生徒さんが島に来て下さりました。
午前中は浮島航路であるスナメリツアー、午後は私たちと一緒に水族館見学、海辺の学習、などを行いました。

水族館では最初に魚のお話しを少ししましたが、室内があまりにも暑くて頭に入ってこなかったのでは、と思います。
DSC05416.jpg

その後館内を見てもらい、作業場も見学してもらいました。
うちの作業場は皆さまがイメージが違ったと思います。
なにせもともと食堂の厨房だった場所が私たちのメイン作業場なのですから。狭いわりに換気扇がゴツイし。
2組に分かれましたがそれでも15人ほどいた作業場はUターンが出来ないほどキツキツでした。

いろんな話をきいてもらったり聞いたりして1時間ほどしたら今度は海辺の教室の時間です。

これがまた暑い!熱い!
炎天下の中、磯採集をして
DSC05421.jpg
私もつい自分の世界に入り生徒さんをそっちのけで採集にのめりこんでしまいました。
いかんいかん。

資料を見ながら観察して・・・
DSC05429.jpg

約3時間みっちり生物の勉強をして、大島の海の豊かさをたっぷり学んでくれたのではないかと思います。
私たちもちゃっかり生徒さんが採った生き物「ちびゴンズイ」「ちびオコゼ」をいただきました。
DSC05430.jpg

今回の企画で生徒さんや引率の先生、ほとんどの進行をしてくださったミクロ生物館の方、いろんな方々から私も吸収させてもらいました。

すごく暑くて美白を目指しているのに日焼けもしちゃったけど、収穫が沢山あってもっと勉強しなきゃと改めて思い、貴重な時間でした。

最後にBBQまで参加させていただき、JKの若さを沢山吸収させてもらい、最新のポーズで写真も撮ってもらい、日常ではなかなかできない経験をさせていただきました。

私たちは半日でしたが、関係者の皆さまには大変お世話になりました。
ありがとうございます。
生徒さんたちも何か1つでもためになることや、楽しかったと思えることがあったらうれしいです。

IMG_3644.jpg
この時期の定番スタイル。


PageTop

今年も島から都会へ

今年も横浜の小学校へ地元の子供たちと一緒に島の生き物を送りました。

横浜の小学校は国内唯一水族館が併設されているそうです。

うちの子たちも仲間に入れてもらます。
DSC04998.jpg
事前に分けておいた生き物たちを地元の子供たちに入れてもらいます。

DSC05003.jpg
保育園の頃からよく来てくれてる子たちばかりなので、「生き物に触れない」なんてことは全くありません。

しかも今年は1.2年生もついに3人だけだったのでスムーズに作業は進みました。
ちなみにスタッフの子供さんが2人とお世話になっている漁師さんのお孫さんが1人だったので、こちらも気持ちが楽でした。

梱包用の袋に入れた後は酸素を入れます。
DSC05011.jpg
酸素のブクブクだけで「おなら!、おなら!」と楽しめるとてもかわいい子たちでした。

発砲スチロール2個分を準備し、
DSC05015_20160517135930a56.jpg
完成しました。

お手伝いの後はタッチングプールで少しだけ遊んでもらいました。
DSC05016_20160517135931e96.jpg
今回はあまり時間がなかったので、またお母さんに連れてきてもらってね。

次の日には無事生き物たちも都会に着いたようです。
狭い島から大きな世界に飛び立って光を浴びて頂きたいと思います。




抜け毛がひどいので2匹まとめてシャンプーしました。
いりこはすごい悲鳴のわりにはいつもの暴力のような攻撃はないく、少し可愛かったです。
ホタコも目がくりくりおめめで子猫のような声で鳴いていたので少し可愛かったです。
IMG_0777.jpg
出てからはタオルでふこうとしてもご機嫌ななめな2匹は嫌がり、お互いを舐めあっていました。



PageTop

クラゲの研究

9月末に引き続き、高知で研究員をしている大学時代の同期が来てくれました。

学生時代はただの同期だったくせに気づけば友人は博士になっていました。

博士ですよ。博士。
ドクターというやつです。

いつの間にかクラゲを極めすぎていたようです。

以前、私たちの仕事はお遊び程度、と言われたことがあります。
でも、その友人は「例えお遊びだったとしても、それを極めることは大変であると。プロのスポーツ選手だってそう」
と教えてくれました。
やはり、博士の言うことは薄っぺらい内容ではなく、ずっしり重みがあります。

私は今クラゲを少しかじっていますが、その話を聞いてグッとやる気が湧きました。

それに今回は大学時代の先生より屈折計というデータをとるにあたって重要な道具をプレゼントしてもらいました。
さらに博士からプランクトンネットもいただきました。
研究研究言うことはいくらでも出来ますが、実際やることは大変です。
もちろんお金もかかります。
周囲の力あってこそできることなんだと改めて感じました。

とりあえず協力して下さった方々に「ようやった」とお褒めの言葉をいただけるよう、頑張りたいと思います。





早速サンプリングについて。

私のおすすめ採集ポイントを案内しながらT博士の指導の下、作業は行います。

基礎データとして水温、塩分濃度を測定。
プランクトンネット採集。
IMG_4502.jpg
(ヒモで遊んでるわけではありません。水中にネットがいます)
金魚網で適当に採集。
IMG_5533.jpg
(棒で遊んでるわけではありません。先端に金魚網をつけてクラゲを優しく採ります)

目視で採集。
IMG_3902.jpg
(物干し竿で遊んでるわけではありません。先端にひしゃくを付けて一個体ずつ慎重にクラゲを採ります)

採集したものをバケツの中に入れ確認。
IMG_8229_20160427165631afe.jpg
いくら昨晩飲みすぎたとはいえ吐いているのではありません。
透明な生き物であるため探すのが大変です。
覗き込んで探します。
この作業を各定点でやります。

一応どの作業も真剣です。
IMG_6852_20160427165630b63.jpg

その後、金魚網で適当に採取したサンプルと目視で採取したクラゲは全て持ち帰り、ソーティングします。
(プランクトンネットで採集したものはホルマリンで固定し博士が持ち帰りました。)
IMG_1010.jpg
大量にいるプランクトンの中から顕微鏡でクラゲのみ抽出します。
この作業が大変なのですが、今回は博士が全てやってくれました。


今回、天気はいまいちでしたが、沢山のクラゲがとれました。
ある地点では20種類ものクラゲが確認出来ました。

そもそも22日の夜、フェリーで来た友人。
23日にみっちりサンプリングに行き、24日は水族館業務もあったので出来る限りのサンプリングをし、25日の朝帰る予定でした。
ただ、25日は私も休みだったので、収穫の多かった地点にだけもう一度行き、昼のフェリーで帰ることにしました。
本来は休日なので時間を気にすることなく作業ができます。
集中すること約2時間。気付けばかなりの時間が過ぎていました。
一応急げば間に合う時間でしたが、結局夜のフェリーで帰ることにしました。

クラゲと毎日暮らしている博士ですら充実したクラゲライフがおくれたそうで、私もとても楽しく勉強になった数日間でした。
最終的にはめちゃめちゃ疲れたけど、それ以上に収穫があってよかったです。

いろいろ教えてくれてありがとう。
一人だと心細いけど、誰かと一緒に出来るのはとても力強いです。


もう少しでいりことの運命の出会い記念日です。
毎年首輪をリニューアルしています。
今回は去年に引き続き祖母に作ってもらいました。
ちょっとはやいけど、待ちきれないので早速。
IMG_6656_20160427165629e3f.jpg
どうでしょう?
爽やかになったことないです?

ちなみにホタコ用も含めこんなに沢山作ってくれました。
IMG_6463_20160427165628096.jpg

PageTop