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なぎさの飼育員日記

瀬戸内海にある島の日本一?小さい水族館の飼育員日記

GW終わりました。

ついにゴールデンウィーク!!
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終わりました。

今年は中日に3日間の平日があったのでそこまで密になりませんでした。

それでもプレハブみたいななぎさに沢山のお客さんが来てくれました。
大人気水族館やん!と浮かれていましたがよそ様の水族館や観光施設はどこも混雑し中には1時間待ち、3時間待ちなどあったみたいです。
なぎさはそこまでじゃなかったですが来てくれて皆様、ありがとうございます。

地元の人にもこの時期になると島の端っこが傾くくらい人がなぎさにやってくると言われます。
ありがとうございます。

なによりタッチングプールのみんなは本当にお疲れ様でした。
明日からは静かになると思うので体力を回復させていただきたいです。

ありがたいことにマンガンでフジナマコをいただいてたので
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シフト制にして少しでも体力の消耗と体の負担を軽減できたかな、と思います。
漁師さん、ありがとうございます。

正直今年も無事終わってホッとしました。
Uさんは後半戦疲れて熱が出たみたいです。
もう若くないので無理は禁物ですね。

私は元気なので1日休日をいただいて体力を回復させたら今度は採集と水槽磨きを頑張ろうと思います。

昔はゴールデンウィークとかお盆とか私がバタバタすると愛情不足で不機嫌になってたいりこさんもさすがに分かったきたのか余裕の留守番でした。
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手前の水色の物体は友人がくれたジンベエザメの小さいぬいぐるみですがこの系が大好きでいつもレロレロして遊ぶお気に入りのおもちゃです。

雨なのに散歩に行くと玄関を飛び出たもののやはり雨は苦手らしく慌てて自分で玄関に戻って行きました。
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ひどい目にあったという顔してますが自分でやったことです。
自慢の変な模様肉球に砂がついて大変不満げです。

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漁師さんの船に

この前初めてマンガン漕ぎの漁に乗せてもらいました。
去年初めてイワシ網の漁に乗せてもらい引き続きマンガン漕ぎです。
本来マンガンの漁は早朝から15時までみたいですが私はお昼から乗せてもらいました。

マンガンはこの網を海底に落として
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30~40分くらいガサゴソ曳いて網に入った貝や魚をとります。

漁師さんはこの時期だとヒラメや赤貝などをとるそうです。
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その中から水族館で展示できそうな生き物をいただきます。

ちなみにこちらは漁師さんが一番うまいというタイラギの貝柱の部分。
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まず貝を開けたら片方の部分の貝殻で残りの貝柱を外すそうです。
ウェルカムタイラギといわれました。
とても鋭い貝殻なので手も口も切れやすいので注意が必要です。

その他こちらデビラと呼ばれるタマガンゾウビラメ。
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沢山網に入いるのですが食用に頂きました。

今回はカニ系が結構いただくことが出来ました。
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ありがとうございます。

大量のデビラはスタッフやご近所さんにもおすそ分けしました。
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4件のうち3件からタケノコをいただきました。
ありがとうございます。

自分が生きてる中でまさか船に乗せてもらうことがあるなんて全く想像してなかったです。
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船に乗せてもらうことは体調管理などしっかり準備をしなきゃ漁師さんに迷惑かけてしまうことになるので結構事前心構えが大切ですが本当に貴重な経験なのでその日をしっかり目に焼き付けとこうと思います。

そして私は一日で何が網に入っているのかワクワクしているだけですが漁師さんにとっては体力的にもかなりの労力で自分には厳しい世界だと実感しました。
乗せてくれた漁師さんありがとうございました。



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雪国からのお客様

気づけば春休みになり、桜が咲き、
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新学期になり、桜も散り、ゴールデンウィークです。

3月の別れの季節になるとなんとなく寂しい気持ちになっていましたがそれすら一瞬でした。
もしかしたらですが3月に元受付スタッフの子どもさんが大学に進学のため島を出る、と挨拶に来てくれました。
保育園の時や、小学生になってからも体操服で自転車に乗って水族館周辺をウロチョロしていた子が大学進学って。
でも同級生がいなくていつも年下のお世話をしていたのできっと新しい生活も大丈夫だと思います。
それにわざわざ私なんかに挨拶しに来てくれてとてもうれしかったです。
アドバイスなんかしちゃおうかな、なんて大人ぶろうとも思いましたがあまりにも歳が離れていて時代の差がありすぎるのでやめときました。

他にも社会人になって近くに戻って来る子もいました。
今までは学生さんだったのにこれから仕事でご一緒する時があるかと思うと今からワクワクします。

本題。
この前山形県の加茂水族館さんが来てくれました。
クラゲ世界一の水族館です。
メンバーは館長さん、飼育員さん2人の3人です。
飼育員さんの一人は私が今クラゲを調べる時にメインで使っている図鑑を作った人です。
写真がめちゃくちゃ綺麗なんです。
そしてもう一人は大学の同級生でした。
同級生は大したことないけど館長さんと飼育員さんの一人はすごい方なのに島の僻地まで来てくれました。
目的はもちろんクラゲです。

でも長らく島にクラゲがいませんでした。
同級生飼育員に何度か連絡しましたが特に気にする感じもなくていざ山形からわざわざきてくれたのにクラゲを持ち帰ることができなかったらどうしようとプレッシャーがやばかったです。
しかも天気予報を見るとちょうど来られる3日間だけが雨模様でした。
もう自信が全くなかったです。

採集当日。
天気予報だと前夜夜中までは雨で朝には晴れる予定でした。
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ご覧の通り風も雨もでした。

でもしばらくして徐々に晴れてきました。

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こちらは2時間ほど採集して次のポイントについたころです。
晴れてきましたが潮が引き始めてたので目視で見えるウリクラゲなどを採集しました。

でもとりあえずなんとか最小限のクラゲはいました。
久しぶりにウリクラゲが出てきて奇跡かと思いましt。

ちなみに加茂さんが島に来るということを耳にしたとある大学の先生も今回参加しています。
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なので写真によって人数が合わないのは大学の先生も交じっているからです。

それから採集2日目。
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前日の雨風がはるか前に感じるくらいの快晴でした。
風は少しありましたがクラゲを呼ぶいい感じの風でした。

各々とります。
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探します。
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見つけます。

これぞクラゲ採集の光景です。
みんな崩れ落ちているのではなく海にいる小さくて透明のクラゲを求めるとこういった感じになります。

当初はクラゲがいるかなぁと不安でしたがそもそもが天気があやしくてクラゲどころじゃなかったです。
そんな中我らが名付けたシトウズクラゲをはじめ、10種類以上のクラゲが出てきてくれました。
クラゲの出会いに謙虚な気持ちだったけど最終的にはとどんどん欲が欲をとなりました。

前日にある程度は採集できていたので2日目は若干余裕があったのもよかったです。

午前中は採集し午後は帰宅に向けて梱包準備がありました。
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さすがに持ち帰れないので生き物と道具は輸送します。
これまた慣れている人たちなので梱包もあっという間でした。

最後は島の有名なラーメンを食べて解散しました。

遠くから飛行機を乗り継いでまでして来てくれてありがとうございます。

私的には自慢のクラゲがちゃんと海に現れてくれたので海に感謝しつつホッとしました。
早速展示してくれてるみたいだし私も得意顔誇らし気に鼻の穴を膨らませてしまいます。

また来てもらって島の良い所、クラゲのこと、たくさん共有し私自身も加茂水族館さんの知識を盗みたいです。


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勉強と工事終了

珍しく勉強のために都会へ行ってきました。
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全国の水族館がそれぞれ集まって飼育だったり研究だったりの発表会です。
撮影は情報漏れのためか禁止でしたが興味深い内容だったり、試してみたいことだったり、夢希望溢れることだったり、スラスラと話していることが私にとっては新発見だったり、さっぱりついていけない内容だったり、2日間幅広い分野を学んできました。

ちなみにさっぱりの内容は海獣系です。
細菌などの感染症が発生した時の投与した薬品や量などなどカタカナが沢山出てきて私の脳みそには難しかったです。
でも魚とはまた違って体も大きいし人間に近い相手を飼育するのって苦労が沢山あるんだなぁと思いました。
傷とかも人間みたいになるんですが会話もできないしそんな中、人に見られるし、いつも水族館で海獣見ても気づかなかったけど飼育員さんや生き物が頑張ってるからなんだと思いました。

他所様の水族館さんとも少しだけお話する機会もあって自分の努力の足りなさをさらに感じさせられました。
もっとお尻叩いて頑張らなきゃと思いました。
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都会の夜は明るくて眩しくて刺激的でした。

そして私が不在の間にタッチングプールの改修工事が終わりました。
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13日までがっつり業者さんが入っていたので立ち入り禁止状態でしたが14日から通常通りになりました。

タッチの生き物を戻す作業はUさんが1人で頑張ってくれたみたいです。

でもタッチの床が綺麗になってコケ類がなくなったからなのか生き物が分かりにくくなりました。
減ってないのにスカスカになった気がします。
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慌てて少し足したけどあまり変わりませんでした。

私からしたらまだ目が慣れていないけどこの景色が少しずつ当たり前になるんだろうと思います。
分かる人にしか分からないくらいの変化かもしれませんが綺麗になりました。
壊れた角も新しくなったししばらくは使いやすくなったはずです。

またここが生き物に優しくルールを守ってくれる人で賑わって欲しいです。

島に戻るといりこは私の隣をキープです。
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いりこと留守番してくれていたホタコは友人がプレゼントしてくれた新しいカバンを早速チェック。
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すごい模様のカバンだけど同じくらいゴチャゴチャ模様のホタコは案外迷彩のようになります。

度々家を留守にしますが島に帰ってみんなの無事を確認したらホッとします。

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タッチングプール工事中です。

ついにタッチングプールの改修工事が始まりました。

辺鄙な場所で小さくてさらにタッチも入れないのかよ!せっかく来たのに!
というお気持ちは重々承知ですが完成までしばらくお待ちください。

修繕箇所としては錆びて割れ目が入った見るからに近づきたくない危険な柱と
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ビフォー

現在のアフター。
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奥にある圧迫感満載の巨大な岩&浅い部分にあって子供さんが登って危ない岩の撤去、
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人力で岩を少しずつ割って運んでくれました。
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あと割れて水が駄々洩れ中の淵
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を含め

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全て撤去し新たに設置してもらう
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という工事です。
私的にはピッカピカになる気持ちなんですが一部の改修工事なので案外見た目変わらないかもしれません。

そのために急遽生き物をみんな外すということになりました。
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こんなに水がカラカラで

生き物がいないタッチングプールは私がなぎさに来て初めてです。
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知らなかったけど奥の立ち入り禁止部分に大量のユキミノガイという生き物が暮らしていました。

これまた奥にカゴに入れていたけど脱走して行方不明になっていたアミウツボという
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ウツボも発見しました。
こちら慌てて捕獲&展示しようとしたらUさんはがっつり噛まれていました。
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朝から病院だ!病院だ!労災だ!と散々騒いでてその後も皮一枚でつながってるんだと熱弁してました。
が、次の日絆創膏を外した状態で初めて傷口を見せてもらったら・・・
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「え?どれですか?ん?」
皮一枚でつながってると言ってたからぶら下がってるくらい深い傷なのかと思ってたのに何も言えなかったです。
絶句中の私に対してUさんが熱く「ここ!ほら!歯形があるだろ!」と必死になって説明してくれました。

そんなしょうもないことと言ったら怒られますが時間を少々取られましたが無事みんな生き物を外すことが出来ました。

タッチには入れませんが
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いろんな水槽にタッチの生き物がいます。
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13日までなのであと1週間くらい、もうしばらくお待ちください。


ケチな私は休みの日の日中はめったに暖房を入れません。
そうするといりこが最初に暖を求めて上に来ます。
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それに気づいてしばらくするとホタコも来ます。
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とても強引かつ悪そうな顔です。
お前居候だぞ。

夜になるとストーブをつけます。
危ないからと思って猫のベットを離して置きますが
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こうなります。

この前実家に帰った時、雪の降る晩に外を見ると猫の足跡がありました。
氷点下の中外で生活している猫もいるのにこの方たちはどんなに恵まれているのかもう少し理解した方がいいと思いました。
でも私の中でも彼らにその生活をしてもらうことが日ごろ一緒にいてくれてありがとう感謝の条件だと思います。
じゃないと「出ていく!」と言われてしまいそうです。


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